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炭焼き用の原木をどうやって入手するのか。  

鍛冶をするには燃料が必要です。以前は燃料を買っていましたが、燃料代を製品に上乗せして販売することもなかなか難しく、ちょっとキツイなーと思っていました。ちょうどその頃仕事場を増築していて木材の端材がけっこう出てました。夏の暑いときだし、ただ燃やすだけではもったいないから、砂をかけて消し炭を作ってみました。次の日試しにその炭を火床にいれて鉄を焼いてみたら使えるんですよね。樹種は松、杉、檜のごちゃ混ぜでしたが何の問題も無い。それでちょっと大き目の穴を掘ってその中で貰ってきた木材をいっぺんに沢山燃やしてトタンで蓋をして消し炭を作ったらこれもまた使える。そんなことをやっているうちに、木材を扱う仕事をしている友人が仕事で使う木を自分で切り出すようになって、それをたまに手伝うことに。友人は木の幹がほしいけど、枝は要らない。僕は枝で炭焼きがしたくて幹は要らない、枝の太さがそこそこあるので十分炭になる。
風呂を焚く薪が欲しい人、これに木を切ってほしい人が仕事を持ってくる。そんな条件が揃ったときにじゃあやりますかと年に数回、臨時きこり部隊が活動します。メンバーはその時々で変わる。



ちょうど紅葉の時期。色とりどりの色彩にいい感じで酔いしれながら。
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木の伐採=環境破壊 と考えてしまう人もいるのかな?と思いますが、人間の生活圏に生えている樹木はいずれ手を入れなければならない、成長しますからね。だだっ広い所にポツンと生えているなら問題はないですが、狭い日本ですからそんなことも無く、切ろうか切るまいか考えていたらどんどん大きくなっちゃって、予算とか、木を切る職人の不足で管理に困っている木がけっこうあるようです。特にクレーン車が入れないような場所は困りますね。

今回切ることになった木は欅がメイン、大体がケヤキですね。炭焼きといったらナラ、クヌギを思い浮かべますが、それは家庭用で鍛冶炭はちょっと違います。
鍛冶の炭は松がいいの?なんてよく聞かれるのですが、刀を打つわけではないので樹種にはこだわりません、というかこだわってられませんというほうが妥当でしょうか。樹種に関しては今のところ何を使っても問題ないと考えてます。火力、火の色など若干の違いも見られますが、ごちゃ混ぜであっても炭の焼き方、使い方である程度コントロールすることが出来ると考えています。




今から男たちの熱い戦いが繰り広げられる現場。
竹もテリトリーを広げてジャングル状態。
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大体近くに家があったり、電線があったり、消火栓があったり。そのまま木を倒すとぶつけて壊してしまうので、倒せる範囲まで枝を落としていくのですが、そのためには木に登らなければなりません。で、・・・遠藤さんが登ります。(僕は登りません、無理!)




安全を確保するために、ツリークライミングに使うハーネスをつけて登ります。
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登っていきます。
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けっこう高いです。
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こんな感じで枝を落としていきます。
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一番先端を落とすために登る。
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切り込みをいれて
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倒れはじめた
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シブイッ!!渋すぎる。
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先端の枝が無くなって倒しやすくなった。
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こんな感じでバッサバサ切ります。
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けっこう簡単に切ってるように見えますが(見えないか?)一本一本登るのも大変だし、切るときもかなり慎重に切らないと危ないです。
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大きな枝をそのまま落とすと衝撃があるので、ワイヤーで吊りながら切って下ろします。



下ろした枝は玉切って
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トラックへ積み込んで運び出します。これが炭になります。
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ジャングルだったのが、だいぶスッキリ。見晴らしが良くなってきた。
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枝を下ろしたら、今度は幹を切ります。方向をわりとピンポイントで倒さないとならないので、ワイヤーと滑車を使って引っ張ります。
引っ張る動力は、「チルホール」という手動の携帯ウインチか、重機のウインチで引っ張ります。方向は滑車で調整。
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ウインチで引っ張って倒します。
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木を倒すには「受け口」という、木の幹に2方向からチェーンソーで切り込みを入れて三角に切ります。この向きで倒す方向が決まります。
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次に「追い口」という切込みを後ろ側から入れると、幹自体が蝶番の役目を果たし、受け口方向に倒れます。木材の、縦方向への繊維の引っ張り強さを利用した方法ですね、理に適っている。
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倒れた幹は、ウインチと滑車を使って重機の元まで引っ張っていき、トラックへ乗せます。
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さっぱりしましたね。この後この斜面に地すべり対策の工事をするそうです。
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いい眺めですね。でもこの町も過疎化がかなり深刻な状況はすごく伝わってきますね。
日本の人口は減り始め、少子高齢化社会で下り勾配の線は落ち込む一方でしょう。この里山風景、どうなって行くんでしょうね。




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今回も怪我人など出なくて無事終わりました。登っている人はいつ死んでもおかしくない状況です。冗談抜きに。
おっさんパワー侮れませんね、毎回レベルアップしてます。尊敬してます。

以上、こんな感じで炭焼き用の原木を調達しています。








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