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ものをつくる  

地球にある物質を少しの間お借りして、時間を形におきかえる。

できあがったものは、経年変化を経ながらしばらくの間、地球上に存在し、やがて元の姿にかえってゆく。

自分の作ったかたちが残るのだから、いつの日かそれに向き合った時に悔いの無いものを作っていきたい。


よく見ないと気付かない

何かを想起させる

かたちが言葉

形、色、模様、質感

その複雑に絡みあった信号が、読み取る側の心に作用する。

使うと仕事が楽しくなる道具。

そんなことを道具を通して伝えたい。

刃物を手作業でつくることは、ご存知の方も多いと思いますが、かなりの神経を使います。
刃の部分は一体なのでやり直しがきかないのです。
ちょっと失敗したからここを削ってくっつけてということが出来ない場合が多いです。
特に 鍛接 と、焼き入れ という工程が難しいです。

鍛接というのは地金(炭素量が少なく焼きを入れても硬くならない鉄)と、鋼(炭素量が多く焼きを入れると硬くなる鉄)を高温でたたいてくっつける作業。
焼き入れというのは、高温の状態から水、または油のなかに入れて鋼を硬くする作業。

鍛接温度が低いとちゃんとくっつかず、後々に地金と鋼が剥離してしまいます。
また温度が高すぎると鋼の組織が変わってしまい、使いものにならなくなってしまいます。
その失敗が鍛接直後にわかればいいのですが、最悪の場合工程の最後の方で気づく場合があり、そうなるともう捨てるしかありません。

焼き入れは工程の後半での作業ですが、焼き入れ温度が高いと鋼の組織が粗くなってポロポロと刃が欠けやすくなったり、直すことのできない歪みとなって現れます。
温度が低いと焼の入らない部分が出てやはり使い物にならなくなってしまいます。

このような失敗は熟練された方にも起こりうることでその失敗をどれだけ無くすことが出来るかというのが仕事として継続していく上で重要になってきます。

以前、とある交流会で40年の経験を持つ方と話していたとき、歩留まりの話しをされていました。
その話しの内容ですが、刃物を作り始めて最初は誰でも失敗します。
当たり前のことですが、しかし諦めずに作り続けているとそのうちにたまたま作れてしまう時がある。
それで作れるようになったと思いますが、そのあとまた失敗を繰り返します。

ものをつくる その2へ続く。
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