暮らしの工芸

栗炭レポート  

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先日、友人が近所で栗の木を切ったので、炭窯で焼いてみたんだけど使ってみないかと栗炭を持ってきてくれました。

栗の原木もあって、柄に使えそうです。炭と原木のおすそわけ。

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栗炭は、一般家庭では使われない?炭ですが、鍛冶炭としては良いらしく、今回栗炭のみ一種類で使うのは初めての試みです。

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鍛冶で炭を使うには燃え方にムラがなくなるように、ある程度大きさを揃えて鉈でコンコンと切っていきます。

ここのところ、野焼きによる炭焼きばかりしていて、主に使う炭は一般的に「消し炭」と呼ばれる、ほとんど屑のような炭を使っているので、ちゃんと窯で焼いた炭なんて勿体無いような気分です。

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こんな感じで、ひたすら切っていきます。全身炭の粉だらけで酷いことになります。(特に夏場は汗かきますから大変)

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切った炭は笊でふるって、屑炭と鍛冶炭により分けます。

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ふるった後はこんな感じ。袋3つ半だったものが詰まって2つ半に、あとは燃料にならない屑炭ですが、畑に撒いたりすることで無駄がありませんね。

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そして、栗炭を使って火造りしてみました。

はじめ火を熾すときに火が付きにくく、なかなか燃え広がっていかないような感じでしたが、火床(炉)全体に火が廻ると全然気にならなくなりました。

ちょっと癖のある炭で燃えにくく、鞴(ふいご)の送風を止めると燃え方が止まり、立ち消えするような感じです。なので鍛冶ではない一般的な炭としての使い方だと使いにくいかなーと思います。
ただ鍛冶で使う炭としてはなかなか都合がいいです。
鉄を打つには火床に入れて加熱し、赤くなったら火床から出して打つわけですが、打っている間は燃えてほしくないんですよね、炭が勿体無いから。

この風を送らないとなかなか燃えてくれないという栗炭の性質が、鞴を使う鍛冶にはすごく合っています。
そして仕事が終わったときに火床に炭が残ってて普段燃え尽きてしまうのですが、立ち消えして、次回また使えるところが有難い。
火持ちもかなり良いように感じました。(普段が消し炭なので、しっかり窯で焼いた炭全般にいえることなのかもしれないですが。)

というわけで、栗炭は鍛冶炭としてかなり使いやすいと思いました。




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