暮らしの道具を作っています

雑草との闘い  


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一昨年から参加し始めた米作り。
一年目は手植えの手刈り。二年目は手植えの機械刈り。なるべく化学肥料は使いたくないと、道路沿いの広葉樹の多い場所へ大きなネットを持ちこみ落ち葉を集め田んぼに撒いた。
三年目の今年は、どちらかが子供を見ていなければならないのと仕事の都合もあり、初心者一人での手植えは無理だと判断。苗を買って田植え機を持っている隣の方にお世話になった。
三年目で少しは板に付いてきたかな?と自分では思っているが、稲の中に紛れ込んだ稗が見分けられないのでそうでもないらしい…。慣れない作業はとても大変である。

人力での作業はそこそこ大変ではあるが、何が一番大変って、雑草を取るのが一番骨が折れる。(まぁ雑草と言っても雑草たちはそんなつもりで産まれた訳ではないのだろうけれども、こちらも死活問題なので...)
除草剤を使えばある程度雑草は生えてこないようだが、除草剤を使わない田んぼは『草取り機』というもので泥の表面をかき混ぜて、稲の生育を妨げる植物を揺すり浮かせて除去する作業を、シーズン中に最低でも2回行うのが望ましいようだ。


田打車(たうちぐるま) オーソドックスなタイプ。
鉄の刃がぐるぐる回り雑草はよく取れるが重量感はある。
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八反取り(はったんどり)シンプルだがとても軽く小回りが利き、よく草が取れる。
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これらの草取り機で、たて方向と、よこ方向へ稲の間を走ると大体の雑草は除去することができる(正条植の場合)
しかし、草取り機の刃にあたる部分以外は雑草が残っており、とくに稲の周りは中腰になって手で泥をすくい取り、雑草を浮かせる作業をしないと年々田んぼは雑草だらけになってしまう。そうなるとさらに大変な試練がまっているのである。すべての稲の周りを手でかき混ぜるわけで、足腰に少々問題を抱える私には深刻な問題であった。


稲のまわりには雑草がびーっしり。これが日に日にズンズン大きくなる。
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バシャバシャと草取り機で泥の表面をかき混ぜると雑草の根が泥から剥がれ水面へ浮いてくる。
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中腰での作業を軽減するため、とりあえず写真左側の三角形のものを作り、稲のまわりの泥ををすくってバシャバシャとやってみた。手で取るよりは断然体への負担は少ないが、稲を傷つけやすいのと、稲まわりを一周するのには形状がそれに適していないため時間がかかる。
そして次に作ったのが写真右側の丸いやつ(ピンぼけ)稲のまわりをデッキブラシでこするように泥の表面をゴシゴシとかき混ぜ、ぐるっと一周して隣の稲へ。△のものより1.5倍くらい早くなった。

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けっこうガシガシいける。改良したらいいなと思う部分もあるが、暫くこのまま使ってみる。
大変な作業に変わりはないが、田んぼで四つん這いになることすらままならなかったので、それを思えば作業がとても楽しいものになって、空を見上げる余裕もできた。

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ほぼ毎日少しずつ、夕方から日が暮れるまでの作業は地球で生きている瞬間。

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忙しくも必要に迫られものをつくるのはかなり大変だが、いざ作ってみて作業が楽になると道具の真髄とは言い過ぎかもしれないが、手でものを作る面白さを垣間見ることができる。
そんな道具を作って、あーでもない、こーでもないと考えてみたりしながらも秋になり冬になり、収穫した米を一年間食べることが出来るとは、労働に見合ったささやかな幸せである。



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お立ち寄り頂きありがとうございました  

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クラフトフェアまつもと、2日間天気に恵まれました。
お買い上げ頂いた皆様、ありがとうございました!
使用方法など、もしわからない事がありましたらご連絡頂ければ対応させて頂きます。

また、以前に購入して下さった方が「包丁よく切れるよ」
「去年買った小刀を友人にプレゼントしたいんだけどある?」とか、
「ここで買ったフライパンをプレゼントして貰ったんだけど使っているよ」などと声をかけて頂くと、続けてて良かったなと思います。
また、以前にお買い上げいただいた方でお立ち寄り下さった方々にも、当日は沢山の方と話しますのでその事に触れるほど気がまわらなかったのですが、終わってから思い返してお立ち寄り頂いた事をとても感謝しています。

それと「包丁がすこし錆びてしまい、使用をやめてしまったんだけど、切れ味はいいので使いたい。どうすれば良いのか?」と、直接足を運んで下さる方もいらして、作り手としてはとても有り難い事です。そのような場合は是非ご相談下されば対応させて頂きます。また研ぎ直しにも対応致します。

クラフトフェア、スタッフの皆様は、ボランティアで参加している方も多いと聞いて、とても感謝しています。
今回で31回目ということですが、継続していくことの凄さを感じますね。
多くの方が、年一回のフェアを楽しもうと前向きな気持ちで集まっていること。
何かを始めることは、やれば始まりますが、ずっと長い間続けていくことは周囲との関係がとても大切になって行きます。
作り手としては、このような表現をできる場があることがとても有り難いことで、いつまでも続いて行く事を願っています。

帰ってからは暫く何も手に付かず、ふらふらと雑用をしながら2、3日ぼけーっとしていましたが、いつまでもぼけぼけしている訳にもいかず、また次の仕事に向けて徐々に加速していきたいと思います。




category: 展示

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