暮らしの工芸

包丁の柄を作る  

栗の原木を柄にするための下準備。

30cmの木割鉈を木口にあてて、木槌でたたいて割ってゆく。
木元竹裏(きもとたけうら)ですから、木は根元のほうから刃を入れます。

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芯を取り除くように木取りをする。年輪をみると20年生くらいでしょうか。

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半分に割れた。

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乾燥しやすいように樹皮をむく。樹皮が残っていると虫も入りやすい。
だいぶ前に作った鉈は、今使ってみると柄の形が全然駄目で使いにくい…。

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芯を抜いて三分割、切って割って皮をむいて、しばらく乾燥させておく。

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栗の木は、とても加工しやすく水にも強い。
使って行くと経年変化が目に見えてよくわかり、作っても使っても楽しめる木です。

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燃料づくり  

本年もどうぞよろしくお願い致します。

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燃料の作り方をちょびっとご紹介。

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鉄は常温ではとても硬く、火がなければ形を変えることは容易ではありません。
鉄を焼くために使う燃料の炭を作っています。
炭焼きといっても本格的な炭焼きではなく、材料と環境が確保できれば、わりと簡単に鍛冶用の炭をつくることができます。

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なにやら土器でも出てきそうな穴ですが遺跡ではありません。
炭焼き窯ならぬ、炭焼き穴です。
現在、炭をつくっているここの土地には石が無く、石を積んで炭窯を作る事が難しいので、掘った穴の中で木を燃やして消し炭をつくってみたのが始まりでした。
原材料の木材は、基本的には樹種を選ばず(おもに広葉樹だが、針葉樹も少し)近くで手に入る木材を使用しています。
木材の入手は周囲のご理解が不可欠です。

細い枝の先は焚き付けに、中くらいの太さの枝はそのまま燃やす。太めのものは切り割りして全体の大きさを大体揃える。

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栗や桜の太いところは、包丁や鉈の柄や鞘に使う事が出来るので、のちに切り割りしてからしばらく乾燥させたあとに道具の一部として生まれ変わります。

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木の太さがバラバラだと火の通り方もまちまちなので、燃やし方を工夫しないと歩留まりが悪くなります。(切ったり割ったりをして、なるべく大きさを均等に揃えるのがベストだが、現実的に最小減の労力と時間でやる)
焼き方は自己流ですが(消し炭にちゃんとした焼き方があるのかもわからないが)まず細い焚き付けを燃やしてから火の通りにくい太めの木を投入し予熱する。
そのまましばらく燃やして太い木の水分がとび、少し火が通ったら中くらいの太さの木を入れる。
最後に細く火が通りやすくて、且つ炭になりそうなサイズの木を投入する。
たまに棒で突いたりして隙間を無くし、なるべく全体が均一な燃え方になるように配慮する。
この作業の間、仕事場で他の作業を同時進行できます。

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全体に火が通ったところを見計らって、灰にならないうちにトタンをかぶせて空気を遮断。
この時、炎に巻かれて髪の毛がジリジョワッ!と燃えてチリチリになる恐れがあるので気をつける。
隙間があるといつまでも火が消えないので、砂をかけてしっかりと空気を遮断する。

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焼き上がった炭は、炭窯で焼いた炭には劣るものの、鍛冶の火造りには適している。
この焼き方の場合は、焼いた炭がほとんどバラバラになっていて、多少煙りは出るが何の問題も無く、むしろバラバラになっているので、竹製の「炭通し」を使いふるって大きさを選別することで炭を切る事も無くそのまま使用する事が可能。


炭通し 目の大きさは2種類。
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目の大きめの炭は、包丁などの刃物に使用。細かい炭は、フライパンや、その他のものに使用しています。

聞いた話によると、以前は工業的にはこのような作り方の炭(燃料)が普通にどこでも使用されていたようです。
昔の工業と言えば鍛冶屋のことでもありますね。




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