暮らしの道具を作っています

包丁 ラインナップ  

包丁のラインナップを追加しました。
暫く製作をお休みしていたアジ切りを始め、菜切りmini、栗むき、ブレッドナイフが加わります。


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右から

○ 栗むき包丁   両刃 刃長 75mm     安来鋼青紙2号+極軟鉄 三枚打ち    皮むき、汎用 

○ アジ切り包丁  両刃 刃長 120mm        青紙2号+極軟鉄 二枚打ち     魚、汎用  

○ ペティナイフ  両刃 刃長 140mm        青紙2号+極軟鉄 三枚打ち     汎用

○ 文化包丁(小) 両刃 刃長 165mm        青紙2号+極軟鉄 三枚打ち     汎用

○ 文化包丁(大) 両刃 刃長 180mm        青紙2号+極軟鉄 三枚打ち     汎用

○ 菜切り包丁   両刃 刃長 165mm        青紙2号+極軟鉄 割り込み     野菜、汎用

○ ブレッドナイフ 両刃 刃長 210mm   (磨き)  青紙2号+極軟鉄 三枚打ち      パン、ケーキなど

(寸法に若干の誤差あります。)

写真の柄は全て、シャム柿+栗 の組み合わせです。




新しく追加しました! (2013年秋)

○ 菜切りmini    両刃 刃長120mm        青紙2号+極軟鉄 三枚打ち     汎用

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今後も少しづつラインナップを増やしていきたいと思っています。



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category: 包丁

thread: 日用品・生活雑貨 - janre: ライフ

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栗炭レポート  

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先日、友人が近所で栗の木を切ったので、炭窯で焼いてみたんだけど使ってみないかと栗炭を持ってきてくれました。

栗の原木もあって、柄に使えそうです。炭と原木のおすそわけ。

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栗炭は、一般家庭では使われない?炭ですが、鍛冶炭としては良いらしく、今回栗炭のみ一種類で使うのは初めての試みです。

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鍛冶で炭を使うには燃え方にムラがなくなるように、ある程度大きさを揃えて鉈でコンコンと切っていきます。

ここのところ、野焼きによる炭焼きばかりしていて、主に使う炭は一般的に「消し炭」と呼ばれる、ほとんど屑のような炭を使っているので、ちゃんと窯で焼いた炭なんて勿体無いような気分です。

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こんな感じで、ひたすら切っていきます。全身炭の粉だらけで酷いことになります。(特に夏場は汗かきますから大変)

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切った炭は笊でふるって、屑炭と鍛冶炭により分けます。

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ふるった後はこんな感じ。袋3つ半だったものが詰まって2つ半に、あとは燃料にならない屑炭ですが、畑に撒いたりすることで無駄がありませんね。

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そして、栗炭を使って火造りしてみました。

はじめ火を熾すときに火が付きにくく、なかなか燃え広がっていかないような感じでしたが、火床(炉)全体に火が廻ると全然気にならなくなりました。

ちょっと癖のある炭で燃えにくく、鞴(ふいご)の送風を止めると燃え方が止まり、立ち消えするような感じです。なので鍛冶ではない一般的な炭としての使い方だと使いにくいかなーと思います。
ただ鍛冶で使う炭としてはなかなか都合がいいです。
鉄を打つには火床に入れて加熱し、赤くなったら火床から出して打つわけですが、打っている間は燃えてほしくないんですよね、炭が勿体無いから。

この風を送らないとなかなか燃えてくれないという栗炭の性質が、鞴を使う鍛冶にはすごく合っています。
そして仕事が終わったときに火床に炭が残ってて普段燃え尽きてしまうのですが、立ち消えして、次回また使えるところが有難い。
火持ちもかなり良いように感じました。(普段が消し炭なので、しっかり窯で焼いた炭全般にいえることなのかもしれないですが。)

というわけで、栗炭は鍛冶炭としてかなり使いやすいと思いました。




category: その他のこと

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道具のかたち  

普段人とろくに会話もせず、作業場に引きこもっている人間が(殆ど廃人が)たまに機会があって人と話しをしていると、包丁の形について、普段考えもつかないようないろんな話を聞くことが出来る。

今使っている包丁についての意見。いつもそこに何かヒントが無いか聞き耳を立てる。

たとえば、切っ先の尖り具合とか、バランスとか、柄の太さ、重い、軽い、使いやすい、使いにくい、手の痛み、力加減、まな板の減り具合?錆びる錆びない、使わない、使える、めっちゃ切れる!、切れすぎて怪我をした、料理余りしない、料理大好き、一人暮らし、子供三人、家庭菜園、病気、オーガニック、調理方法、レトルトパック、仕事用、魚、肉、野菜、いのしし、鹿、熊、包丁より鋏、どうやって研ぐの?長年連れ沿った奥さんに、結婚記念日なので包丁を、などなど。

書き出すときりがないが、そんな多くの人が思う良し悪しを聞いているうちに、作る包丁の形は感覚による統計によって洗練されていく。(と思っているが、全然科学的ではない)
必要のない部分が淘汰されて行くというべきか。
その辺は、僕というフィルターを通してなので、万人に共通することだとは思いもしないが、そこの部分については常に意識を向けている必要があるというか、向けざるを得ないと言うべきだろうか。自然に向いてしまうというのは嘘ではない。

川底の石ころが、水の流れによって転がって、角が取れるように。
海岸の波打ち際で、割れた瓶のかけらが砂と波によって丸くなるように。
必要のない部分が丸く削られて、必要な部分で形が構成されてゆく。
ちょっと大げさな言い回しで気障で、実際にはそんな大層なものは作っていないと思うが、気持はそれに近いものを感じていると思う。

そんなものづくりが面白いと思った。というか、そうでなければいけないのかな?とも。
そんな貴重な話が聞ける機会をとても有難いと思う。
言葉で言うのは簡単だけど、実際に実践するのは難しい。
理想を実践できるようになれたらいいなと思う。

category: 最近思うこと

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包丁の仕様変更のおしらせ  

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包丁の仕様が一部変更になりました。

〇 価格の変更について。
いままで包丁の価格を数度にわたり値上げしてきました。この数度にわたりというのは、「当製品の適正価格と、需要と供給のバランスを探るため」と、「製作技術の進歩」によってですが、当初の価格設定を控え目に設定していました。(一度値上げした価格をまた下げるということを避けるため)
当製品を今後も製作し続けるための手段として、不本意ながらも今回値上げに踏み切らせていただきました。
何卒ご理解をいただきたいと思っております。

〇 柄の固定方法について
包丁の刃身と柄をつなぐ接合部分を、今まで合成樹脂を使用していましたが、天然樹脂を使用した接合方法に変更しました。
天然樹脂は熱によって溶け出すため、今までどおり食洗機の仕用や、夏場の車内など、高温になる場所への放置には十分に注意が必要となっております。(70℃位からゆるくなってきます)

〇 銘(サイン)について
当製品の銘が変更になりました。(と言ってもほとんど変わってないのですが)
いままでよく、「傷がある」や「銘が入っていない」といったことをよく耳にしました。確かにちょっと分かりにくい銘ではありますが、一応全ての製品に品質保証の意味を込めて入れています。
今回使用する銘も分かりにくいですが、ご了承ください。

〇 その他、仕上げ方法等に若干の変更がありますが、基本的に品質等は変わりはありません。

技術や考え方など、月日と共に変遷してゆく中で、今できるだけ良いものをご提供できるよう日々模索しています。
今後とも宜しくお願い致します。


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category: 当製品について

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春の有機村まつり 2013  

日頃お世話になっている、山梨県の甲府市にある 自然食品 有機村 さんが [ 春の有機村祭り 2013 ] を開催されます。
当方は、12日(金)のみ参加させていただくことになりました。是非お立ち寄り下さい。

日時:2013年4月12日(金)、13日(土)、14日(日)10時〜19時
場所:自然食品 有機村 山梨県甲府市貢川1-6-23
お問い合わせ:055-222-1872 info@u-kimura.com(有機村)
⇒春の有機村まつり2013


category: 展示

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失敗をすることの意味  

ものを作っていると、必ず失敗作が出来上がる。
以前は落ち込んで目の前が真っ白になったり、腹が立って物をぶん投げたりすることもあったが、最近は失敗するとチベットの砂曼荼羅の話しを思い出す。
色とりどりの砂を用いて時間をかけて綺麗な曼荼羅を描き、完成したら掃いて川へ流すことを目的とした修行。
それに重ね合わせて考えれば失敗にもまた意味があって、壊されないものができる可能性があるだけまだいいのかもしれない。
後退しているようで、すこしづつ前進しているのかな、なんて思うことができる。
材料とエネルギーと時間を無駄にしたことを反省しつつも、まだまだやれるぞと。
人は創造と破壊を繰り返し、日向ぼっこ中の猫から見たら何をしているのかさっぱり分からないが、心をもつ人である以上、何もしないでいるわけにもいかないから。
意味が無いと思えることにも意味を見い出すことで、無駄なことは無いって思うことができる。

あーあ、またやっちゃったな。
また最初から。でも今よりちょっと上の最初から。
その繰り返し、くりかえし。



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category: 最近思うこと

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